Geminiの利用形態と適用される規約の全体像を教えてください
Geminiサービスの全体像
Google Geminiの利用形態は、(1) 個人向けプラン(Geminiアプリ)、(2) 法人向けプラン(Google Workspace)、(3) 開発者向け(Gemini API) の3つに大別されます。
すべての利用形態に共通して、Google利用規約、Googleプライバシーポリシー、生成AIの追加利用規約、生成AIの使用禁止に関するポリシーが適用されます。これに加えて、利用形態ごとに個別の規約が上乗せされる構造です。
Google利用規約
Googleプライバシーポリシー
生成AIの追加利用規約
生成 AI の使用禁止に関するポリシー
個人向けプラン
個人向けプランでは、無料・有料を問わず、デフォルトで入力データがGoogleのサービス改善に利用される可能性があり、人間のレビュアーが会話を確認する場合もあります。「Geminiアプリ アクティビティ」をオフにすることで学習利用を停止できますが、チャット履歴も保存されなくなります。有料プラン(Google AI Pro等)でも、この構造は同じです。
Geminiアプリのプライバシーに関するお知らせ
データの使用方法
Googleは、プライバシーポリシーの記載に従い、これらのデータを次の目的で使用します。
- サービスの提供
- サービスの維持と改良
- 新しいサービスの開発
- サービスのパーソナライズ
- サービスのカスタマイズ
- ユーザーとのコミュニケーション
- パフォーマンスの測定
- Google、Google のユーザー、一般の人々の保護
これらの用途は、Google のサービスを支える生成 AI モデルやその他の機械学習技術にも及びます。
こうした目的のため、人間のレビュアー(トレーニングを受けた Google のサービス プロバイダのレビュアーを含む)が収集したデータの一部をレビューすることがあります。レビュアーに見られたくない機密情報や、Google のサービス(機械学習技術など)の改良のために使用されたくない機密情報は入力しないでください。
法人向けプラン
一方、Google Workspaceでは、入力データがモデルのトレーニングに使用されないことがGoogleにより保証されており、人間のレビューも行われません。
Google Workspaceの生成AIに関するプライバシーハブ
Gemini は私の顧客データにアクセスできますか?
Gemini は、お客様の組織の制御およびデータの取り扱いに関する既存の規定に従います。Gemini は、Google ドキュメントのドキュメントの要約や Google スプレッドシートのデータの分析など、パーソナライズされた回答を提供する目的で、お客様のデータにアクセスします。
Google Workspace サービスの使用時にお客様が保存したデータは、Cloud のデータ処理に関する追加条項(CDPA)で定義されている顧客データとみなされ、CDPA に規定されているデータ処理規約が適用されます。Google は、CDPA に記載されているように、お客様の指示に従ってのみ、顧客データにアクセスし、処理します。
Google は私のデータ(プロンプトを含む)を生成 AI モデルのトレーニングに使用しますか?
いいえ。ユーザー プロンプトは、Cloud のデータ処理に関する追加条項に基づき、顧客データと見なされます。Workspace は、お客様からの事前の許可や指示がない限り、モデルのトレーニングに顧客データを使用することはありません。このコミットメントの概要は、Google Workspace サービス固有の利用規約の「トレーニングの制限」セクションに記載されています。
Google は、お客様に対する契約のコミットメントを非常に重視しています。お客様は、Google が契約に沿ってお客様データを処理することを信頼できます。これには、(1) 契約に基づきお客様の指示に従ってお客様データを処理すること、(2) お客様の事前の許可または指示なしに、Google Workspace 生成 AI サービスをサポートする Google の生成 AI モデルのトレーニングやファインチューニングを行う目的でお客様データを使用しないこと、という Google のコミットメントが含まれます。このことを言葉で宣言するだけではなく、こうした高い基準を継続的に満たすために、Google では、独立監査機関による国際基準とベスト プラクティスに照らし合わせた検証を受けています。Google は、Gemini に関して、SOC 1/2/3、ISO 9001、ISO/IEC 27001、27701、27017、27018、42001(人工知能管理システム(AIMS)に関する世界初の国際規格)など、国際的に認められた規制機関やコンプライアンス機関から、安全性、プライバシー、セキュリティに関する最も包括的な認証と証明書を取得しています。Gemini は FedRAMP High 認証を取得しており、お客様の HIPAA の遵守も支援します。
この点はChatGPTやClaudeと構造が異なります。ChatGPTではTeam/Enterpriseプラン、Claudeでは有料プランに加入すれば学習除外が保証されますが、Geminiでは個人向け有料プランでは保証されず、Workspace契約が必要です。
中小企業がGeminiを業務利用する場合は、Google Workspaceでの導入を原則とし、従業員が個人アカウントで利用しないよう社内ガイドラインで明確に定めておくことが重要です。