Google Flowに入力した内容はGoogleに見られるの?
結論:見られる可能性はあります。ただし条件付きです。
Google Flowのプライバシーノーティスには、品質改善のために人間のレビュアーが入力内容や出力結果を読み、注釈をつけることがあると明記されています。ただし、その際はGoogleアカウントとは切り離した状態で行われるとされています。
① 2026年5月19日から何が変わるのか
Google Flowから届いた変更通知と現行のプライバシーノーティスを比較すると、3つの重要な変更があります。
データ保存期間——「18ヶ月」から「削除するまで無期限」へ
現行ポリシーではデフォルトで最大18ヶ月保存とされていますが、5月19日以降はプロンプト・アップロードファイル・生成した動画・画像・メタデータが、削除するまでGoogleに保存される仕組みに変わります。能動的に削除しない限り、データが永続的に蓄積されます。
履歴トグル——「保存しない」選択肢がなくなる
現行では「Enable History」トグルをオフにすれば入力内容を保存させないことができましたが、変更後はこのトグルが廃止されます。新しいトグルで選べるのは「品質改善へのデータ利用を許可するかどうか」だけで、そもそも保存させないという選択肢はなくなります。
既存データの扱い——オプトインに注意
5月19日以前に入力したデータは当面は旧ポリシー(18ヶ月制限)が継続されます。ただし今後、既存データを新ポリシーに移行するオプトインが提供される予定です。通知が来たときに内容をよく確認せず同意してしまうと、過去のデータも無期限保存の対象になります。
② Workspaceの法人プランなら安全?
Workspaceの法人契約であれば、入力データが生成AIモデルのトレーニングには使われないとGoogleは明言しています。ただし、これは「学習に使わない」という話であって、データの保存自体は行われます。また、サービス品質改善を目的としたアクセスは契約上許容されています。
③ 実務上の対応
Google Flowを使用して企業の動画などを作成する場合は、入力データを削除するかどうか、注釈がつく可能性を許容できるかどうかについて確認を取る運用が適切です。
一つの実務的な対応として、使用したプロンプトと出力をGoogle Flowとは別の場所に保存したうえで、Google Flow上のプロジェクトからは削除するという方法が考えられます。これにより、Google側でのデータ蓄積を最小化しつつ、自社での記録は維持することができます。
この際、切り離して保存したログをどの程度の期間保管しておくべきかについても、あらかじめ社内で方針を定めておくと良いでしょう。業務の性質や取り扱う情報の種類によって適切な保管期間は異なりますので、必要に応じて専門家に確認することをお勧めします。
また5月19日以前からのユーザーにおいては、今後の動向に合わせてオプトイン通知への対応内容を手控えしておくと良いでしょう。
本記事は2026年4月22日時点の情報をもとに作成しています。Google Flowのプライバシーポリシーおよび利用規約は今後変更される可能性があります。最新情報は公式ページ(labs.google/fx/privacy)をご確認ください。